以下、日本赤十字社からのお知らせです。

 

 この度、4月25日にネパールにて発生した地震による甚大な被害状況を受け、日本赤十字社は『2015年ネパール地震救援金』を開設いたしましたことをお知らせいたします。

↓ホームページからの寄付協力はこちらから↓
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/2015_1/


 国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)は4月27日、緊急支援要請約41億5200万円(3340万スイスフラン)を発出しました。上記を受け、日本赤十字社(以下、日赤)は1000万円の資金援助を実施します。
 
 日赤は26日、医師・看護師等5人をカトマンズに派遣しました。また、連盟の依頼を受け、医師・看護師・技術要員を含む15名で構成される基礎保健の緊急対応ユニット(ERU)を29日より約1カ月派遣予定です。

詳しくはこちら
http://www.jrc.or.jp/activity/international/news/150427_003571.html

  26年度に当財団が助成した東日本大震災復興支援の10団体の活動報告が揃いました。 

 復興支援活動は、NPOなど民間団体のボランティア活動なしでは考えられません。大変ご苦労様でした。 

 27年度も助成を予定しておりますので、募集内容が決まりしだい詳細を発表いたします。 

 また、助成には、プロゴルファーの平塚哲二さんの実施した、甲賀カントリー倶楽部(滋賀・湖南市)での「東日本大震災復旧支援 平塚哲二プロ クリスマスチャーリーティーコンペ」で集まった募金などを活用させていただきました。

  ありがとうございました。

 

Q

       財団が助成した東日本大震災復興支援の団体

 

助成団体

活動名

 活動内容

 

①NPO法人岩手未来機構

 理事長木村要一

盛岡市

講師派遣活動

4月から3月

岩手沿岸北部

老人サークル、子育てサークル、学童保育センター等に心理カウンセラー等の講師を派遣。来日したスペインのアーチスト、ホセ・マリア・シシリアさんを、福島県の4か所に派遣してワークショップを開催。震災を体験した子どもたちと作品づくり。子どもたちの心のケアに役立てた

 

②一般社団法人ブッシュ・クローバ・コミュニティ

新沼慎二代表

仙台市青葉区

金華山の植樹活動

3月から4月

 石巻・金華山

宮城県石巻市の金華山で、14年4月に、サクラ25本の植樹活動を行い、防鹿柵を設置した。金華山は3・11で多大な被害が発生したにも関わらず、島全体が神社という特殊性から、行政の援助がほとんどなく、土砂崩れや津波で島内のサクラやヒノキが倒木したままになっていた

 

③NPO法人

いわてGINGA-NET

 八重樫綾子代表

 盛岡市

岩手県沿岸被災地域子どもの遊び場創造プロジェクト

 8-9月、釜石市、宮古市、大船渡市

11年夏から学生ボランティアによる岩手県被災地での復興支援を開始。仮設住宅を中心にコミュニティ支援など、地域住民と協働型で活動し、14年度は、「エアー遊具ふわふわ」を活用した子どもの遊び場作りを実施。運動不足など多様な課題を抱える子どもたちのため、①ストレス発散の場所の確保②運動不足解消に寄与

 

④アトリエ遊

 永田日刀美代表

 岩手県遠野市

大槌の若者の夢を応援するビューティ&キャリアアップセミナー

 5月から11月

岩手県大槌町に居住の学生、若者(10-30代)に、学業、就職の面接に役立つトータルビューティーコーディネートを施術、指導。笑顔を引き出し、困難に負けない心と体の作り方、夢を持つ大切さなどを伝えた。仮設住宅居住の高齢者にも、髪のカットをしながらコミュニケーションの場を作った

 

⑤山田町サーモンプロジェクト

 武藤恵美子代表

 岩手県山田町

まぎと学習室

毎週土

山田町まぎど仮設住宅集会所

12年11月から山田町の仮設住宅の子どもたちに、勉強する環境と機会を作る学習支援活動をスタート。子どもたちの居場所作りと、自分の夢と志を高く持ち、グローバルに生きる術を学ぶ機会を与えることが目的。毎土曜に1時間。14年度は岩手県立宮古短大の学生3人が手伝った。夏休みと冬休みのスクールも実施

 

⑥NPO法人省エネルギー総合研究所

中村保義代表

台東区浅草橋

復活の薪・薪割り活動

5月、10月

大槌町吉里吉里地区

津波被害にあった大槌町吉里吉里地区の家屋瓦礫廃材を、薪にして販売し、被災者支援をする「復活の薪プロジェクト」に参加。5月には、薪割りボランティアを首都圏の人に呼びかけ派遣。10月の「復活の薪祭り」でも、ボランティアとともに参加

 

⑦支援の環ネットワーク

 高松洋子代表

 盛岡市

支援の環ネットワーク

 4月~3月

 岩手県沿岸地

支援団体と支援を必要とする方のマッチングを実施。勉強したい子どもたちと学習支援団体のマッチング。ボランティア希望の方の案内。支援団体へ支援内容の提案。被災者が生産した小物類を各地の商店に販売する手伝いなど。岩手大学に協力して大槌町仮設住宅入居者調査

 

⑧おが自然学校 

住吉由江代表

 秋田県男鹿市

おが自然学校

4月~3月

気仙沼本吉町

震災以降、秋田県男鹿市から気仙沼市本吉町小泉地区を訪ね支援活動。14年度は、7回、同地区の子どもや高齢者と、わくわく手づくりワークショップや交流会を開催。各仮設住宅居住者が集う貴重な交流の場になっている

 

⑨彩り会

 宮嶋直子代表

 杉並区荻窪

サンキャッチャー、ラップブレスレットで彩りを楽しむ

5月、11月遠野市、大槌町仮設住宅等

主たる対象を女性に絞った支援活動。岩手県遠野市、大槌町で避難所生活をしているお年寄りから若い女性たちに生活の彩り教室を開催。ビーズを使ったサンキャッチャー、ラップブレスレットを作った。作品はネットや地域の販売所で展示販売

 

 

⑩一般社団法人コミュニティスペースうみねこ

 八木純子代表

宮城県女川町          

布草履普及事業

 4月~9月

 石巻市、女川町

被災者の自立支援のため、津波被害から免れた女川町の建物を「果樹園カフェゆめハウス」として再生。果樹園の加工場や、支援で届いたTシャツを材料にした布草履の製造、販売の施設として活用。14年度は仮設住宅居住者などを対象に、フラワーアレンジメント教室、ヴァイオリンコンサートなどのイベントを実施した

 

   写真は、いわてGINGA-NETの活動から

 当財団は、東日本大震災復興支援活動をしている10団体に助成を行っていますが、そのうちのひとつ、

「支援の環ネットワーク」(岩手県盛岡市、高松洋子代表)から、活動報告が届きました。

 

 

 以下、報告です。

 被災地の実態調査を通じて、少しの手を貸せば立ち上がれる人たち支援を行うことを考えて活動を行いました。

 また、被災地地域の岩手県大槌町と山田町、宮古町を中心に支援団体と、支援が必要な方へのマッチング事業を行いました。


  ・ 大槌町仮設住宅入居者調査

     岩手大学教育学部社会研究室と三陸支援プロジェクトと連携調査支援

    

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  ・ 勉強したい子供たちと、学習支援団体のマッチング

    

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   ・ ボランティアをしたい方、一度は被災地へ見に行きたい方へのご案内

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  ・ 支援団体へ支援内容の提案

    

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  ・ 被災者さんが生産した小物類を各地にイベントや商店に紹介
     活動範囲を広すぎたのと活動事業も多くやり過ぎ、東京から岩手への往復回数が多くなりすぎたので予算が
    オーバーしてしまったので、報知社会福祉事業団の支援は非常に助かりました。次年度は活動範囲の的を絞
    って活動していきたいと思っています。

  以上です。 

  当財団の復興支援活動の際も、貴重な情報を戴き参考とさせていただきました。

  情報支援の環ネットワークさま、ご苦労様でした。

 

   申請内容

支援の環ネットワーク

 高松洋子代表

 盛岡市

支援の環ネットワーク

 4月~3月

 岩手県沿岸地

支援団体と支援が必要な方のマッチングをしている。勉強したい子どもたちと学習支援団体のマッチング。ボランティア希望の方の案内。支援団体へ支援内容の提案。被災者が生産した小物類を各地の商店に。被災者、ボランティアが生産した薪をストーブメーカーへ。

  ぎふ美濃ゴルフ倶楽部(岐阜県美濃市)では、4月22日(水)、「第12回東日本大震災プロ・アマチャリティゴルフ大会」のチャリティーオークションで集まった募金86万6500円を当財団に寄付されました。

 同クラブでは、東日本大震災後、所属プロなどのプロゴルファーが参加してチャリティーゴルフ大会を開催し、復興支援のための寄付をされてこられました。

 大会前、内田久利理事長ら東北を視察し、まだまだ海岸部の復興が遅れていることを目の当たりにして、「ずっと大会を継続して実施したい」と意気込みを語られました。  

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 (公社)日本プロゴルフ協会坂井初敏副会長の音頭で、オークションが始まり、参加者から沢山のチャリティー募金が集まりました。

 今回は、同クラブがゴルフのジュニア育成に力を入れていることもあり、東北の子どもたちのために、ゴルフなどのスポーツを通した支援に役立ててほしい、と当財団に寄付されました。

 当財団では、昨年11月福島県二本松市の安達太良カントリークラブで、福島県の小学生や保護者を対象に「エンジョイゴルフ イン  福島!」を実施し、ゴルフ初体験の子どもたちにも、スナッグゴルフやゴルフを楽しんでもらいました。

 東北の子どもたちのために、ゴルフ等のイベント事業で大切に活用させていただきます。

 ぎふ美濃ゴルフ倶楽部のHPです。

 http://www.gifumino.jp/

 

 

 

 

 

 

 当財団は、東日本大震災復興支援活動をしている10団体に助成を行っていますが、そのうちのひとつ、

「特定非営利活動法人 岩手未来機構」(岩手県盛岡市、木村要一代表)から、活動報告が届きました。

 同団体は、3.11の東日本大震災の前から、岩手県沿岸部で自殺予防のボランティア活動をしていましたが、震災後、被災者のために集まった内外の画家、カメラマン、デザイナー、建築家、イラストレーター、漫画家等をアテンドする活動を、さらに発展させ、被災地からのリクエストにこたえるワークショップを実施してきました。

2013年には、来日したスペインのアーティスト、ホセ・マリア・シシリアさんによる、被災地の学校でのワークショップを開催。福島県立美術館での同氏の展覧会では、子どもたちの作品も展示され、招待された子どもたちは、自分の作品を目のあたりにして喜んでいたそうです。

 

 

  震災後、子どもたちに対して当時のことを思い出さないように、震災の情報をシャットアウトする大人たちの気遣いはかえって、子どもたち心の中を、くすぶったままの状態にしている、と同氏は考え、子どもたちと一緒に、あえて、音声などを用いて、震災に向き合って、絵画やオブジェなどを作成しました。

 

 「ホセ・マリア氏は『子どもたちは乗り越える力を持っている』との考えを持ってすすめていったワークショップですが、参加した子どもたちの中から『アー、すっきりした』との声が出てまいりました」と岩手未来機構。

 「子どもたちの中でくすぶっていた感情を発散させる方法として、大変良いとの評価をいただきました」

 2014年9月にも、ホセ・マリア・シシリアさんが来日、福島県の4か所でワークショップを開催しました。

 9月22日 いわき市二葉北小  9月24日 田村市都路子ども園   9月25日 田村市みどり幼稚園

 9月26日 田村市大越子ども園

 

  http://www9.ocn.ne.jp/~iwatemrk/therapyactivity.html

 

 2014年には、他に以下のような活動をされています。

  6.21~22  希望・1000人のポートレイト展を、大槌町三陸花ホテルはまぎくにて開催

  7.27~29 被災3県子ども交流プログラム開催

  9.7~12   NYの写真家マグダレナ・ソレ氏来日。岩手、福島の学校など5か所でワークショップや講演会を開催

  12.6    イオンタウン釜石にて「セラピー体験会~心と身体のホッとタイムを~」を開催 

    申請内容

 NPO法人

 岩手未来機構

 理事長木村要一

 盛岡市

 講師派遣活動

 4月から3月

 岩手沿岸北部

老人サークル、子育てサークル、学童保育センター等に心理カウンセラー、アロマ、セルフマッサージ、ハーブ等の講師をサークル単位で派遣することにより、より身近で講義に参加することが出来、移動手段のない老人、子育てで外出できないお母さん方の集まれる場所作りと考えている


 

  「平成27年度 報知端唄鑑賞会」(協力・公益財団法人報知社会福祉事業団)が

 4月7日、東京・隼町の国立劇場小劇場で行われました。

 当事業団では、首都圏の高齢者施設、障がい者施設の皆さん約450人をご招待しました。

 36回を迎えた伝統ある鑑賞会には、午前・午後と合わせて15流派の、全55番が披露されました。

 午後の部のトリを飾ったのが端唄根岸の根岸悦子さん。

 「春雨」「奴さん」の唄に、大向こうから「悦子!」の掛け声も飛び、熱気のうちに幕を閉じました。

 招待した施設の皆さんも、最後まで楽しまれた様子でした。

 【出演流派】

 青葉、浅井、江戸小歌、笹原、三味線豊臣、新水、千本、富樫、永野、端唄根岸、花季、藤本、本條、雅、若宮

 

1848_2   端唄鑑賞前に、国立劇場の玄関口の植込の花々を楽しむ人も

(株)グランドオークゴルフクラブ(兵庫県加東市)から、当事業団に7万3500円の寄付がありました。

 グランドオークゴルフクラブでは、毎月「サンクスコンペ」を開催され、参加者がチャリティー寄金をされています。

 1年分の募金を届けていただきました。

 ありがとうございます。社会福祉事業支援のため、大切に使わせていただきます。