当財団は、東日本大震災復興支援活動をしている10団体に助成を行っていますが、

そのうちのひとつ、一般社団法人ブッシュ・クローバ・コミュニティから、

「石巻市金華山復興支援植樹事業」の実施報告が届きました。

 

概要は以下の通りです。

太平洋に浮かぶ金華山は、震災の震源地に最も近く、津波と土砂崩れで大きな被害を

受けました。特に樹木が流されたため、毎年の大雨で、状況が悪化しています。

早急な植樹が必要と判断されるため、さくらの木を植樹することにしました。

 

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実施期間は、4月10日から同25日まで。

金華山には、鹿が多く、苗木を食べてしまうため、1本ごとに防鹿柵を設置し、

柵内にさくら25本を植樹しました。

従来の防鹿柵の欠点を補い、構造を工夫し、しっかりした柵を作ることが出来ました。

苗木は120センチ程度の、大きめの山桜を選び、早く成長するように工夫しました。

 

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ご苦労様でした。

今後、苗木の生長ぶりと、成木になって桜が咲いたときの報告が出来ればと考えます。

 

 

申請内容

 金華山は、3・11で多大な被害が発生したにも関わらず、島全体が神社という特殊性から、行政の援助がほとんどなく、土砂崩れや津波で島内の桜や檜が倒木したままになっている。これを少しでも元に戻すため植樹活動を行う

 

 

 

 

 

 

 

 

財団の活動事業のひとつ、プロ野球観戦招待のお礼状が毎日のように届いています。

養護施設の皆さん、障がい施設の皆さんからの、ていねいなお便りばかりで、

私どもも、読ませていただくと、力を頂いたような元気な気持ちになれます。

有難うございます。

 

ソフトボールの部活をしている養護施設の女子中学生の方々からの手紙は、

巨人の坂本選手を身近に見た喜びが伝わってくるものですし、

阿部選手のように「てきぱき動けるキャッチャーになりたい」という女子部員のものもありました。

養護学校の男子小学生からの手紙は、

「最高な試合でよかったです。僕は野球部に入っています、がんばります」と

力強いものでした。

 

あるお母さんからは、ダウン症の息子さんが、介護士さんと観戦して帰宅したところ、

興奮冷めやらず、笑顔で話し続けていたことを報告してくださいました。

 

全力をぶつけ合う、プロスポーツの持つ力には、心底感心します。

観戦し、応援するだけで、こちらも夢中になり、日ごろの思いが発散され、

元気が出てくるからです。

 

皆さんが球場で感動したことが、選手たちにも届けばいいな、と思います。

選手もきっと励みになると思いますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 歌手で作曲家の平尾昌晃さんが、港特別支援学校の生徒さんと歌って、踊りました。

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平尾さんが理事長を務める認定NPO法人「ラブ&ハーモニー基金」が

4月30日午後、東京・港南にある「都立港特別支援学校」で福祉ライブを行いました。

 当財団も、後援という形で協力しました。

 全国各地で福祉ライブを行っている平尾さんですが、今回は開演3時間前に

学校に到着、共演する浅草花やしき歌劇団の「葵と楓」や、小児がんと闘う高校生歌手の

木村唯さんらと、会場の体育館で入念にリハーサル。

 午後2時からのステージに臨みました。

 知的障害の高校生150人、教職員、保護者の皆さんを前にして、

「みなさーん、元気ですかあ」といつもながらの笑顔で平尾さんが語りかけて

ライブが始まりました。

 生徒たちからは、歌にあわせて手拍子が起き、平尾さんは客席に下りて

「霧の摩周湖」などのヒットメドレーを歌いながら、一人ひとりと握手をしてまわりました。

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 葵と楓、木村唯さんらが「歩いていこう」を熱唱し、盛り上がった後、

平尾さんが、「みんなステージに上がっておいで」と誘うと、

生徒たちは進んで駆けつけ、30-40人でステージがあふれてしまいました。

 1曲、2曲と、平尾さんのロカビリーにあわせて、体を動かす生徒たち。

 司会の田川裕之さん、山崎好恵さん、ダンスグループHAND SIGNのメンバーも

加わり、会場が、ひとつになって幕を閉じました。

 

  興奮さめやらぬなか、先生たちは、生徒たちの積極的行動と笑顔に驚いた様子。

 平尾さんは、「みんな、歌が好きなんですよ。歌いたいんですよ」。

  「~ともに歌い、ともに笑い、ともに元気に~」というタイトル通りのライブになりましたが、

  「また、来たいですね」 と、早くも生徒たちとの再会を楽しみにしていました。

 

  なお、舞台では、平尾さんから村山孝校長へ、当財団や日本レコード協会、花やしき

からの寄贈品を手渡しました。女子生徒から、お礼の言葉と、高校生による手づくりの

作品が平尾さんに贈られました。 

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5月5日から11日までの一週間は「児童福祉週間」です。

 

子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に

 

昭和22年から実施されています。

 

当財団では、「児童福祉週間」の実施にあわせ、

 

この期間、東京ドームで開催されるプロ野球観戦に、

 

児童養護施設、母子生活支援施設など9施設の子どもたちを招待しています。

 

子どもたちが、熱戦を楽しんでいただければ幸いです。

 

 

 4月8日、国立劇場小劇場で「報知端唄鑑賞会」が開かれ、

当財団が招待した首都圏の高齢者施設、障がい者施設の皆さんも

江戸の伝統文化を楽しまれました。

 会場は皇居の近くで桜の名所。散り始めているものの、まだまだ花は見事で、

端唄鑑賞の前後には、桜の見物もされる方も多かったようです。

 午前、午後と合わせて15流派、54人の唄方が舞台で美声を響かせました。

 三味線に、鳴り物も加わって、普段接することが少ない伝統文化の、

ゆったりとした時間と空間を、観客席の皆さんは味わっておられました。

 

 【出演流派】青葉、浅井、江戸小歌、笹原、三味線豊臣、新水、富樫、永野、端唄根岸、花季、英、

        藤本、本條、雅、若宮

 

 会場でのチャリティー募金のご協力、有難うございました。

 

 

 

 

 

当財団は、児童養護施設、障がい者施設の皆さんを東京ドームの試合に招待していますが、

早速、開幕カードを観戦した神奈川県の児童養護施設の皆さんから

便りが届きました。

「マートンがホームランを打ってすごいとおもいました」

「坂本選手は今日は打たなかったけど、明日はきっと打てると信じています」

「村田選手のヒットがかっこいいと思いました」

「楽しかったです。また招待してください」

野球観戦を楽しんだ11人の生徒の声が色紙にはってありました。

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付き添いの先生も、東京ドームは初体験で

「貴重な経験をさせていただきました」

「子どもたちも野球が大好きで、とても楽しんでいました」と書かれていました。

 

お便り有難うございます。

 

施設の皆さん、今年一年間、プロ野球観戦を楽しんで下さい。

 

 

 

 

 

(株)グランドオークゴルフクラブ(兵庫県加東市)から寄付を戴きました。

グランドオークゴルフクラブでは、毎月「サンクスコンペ」が開かれています。

毎回参加者からチャリティーがあり、

平成25年4月から平成26年3月までの12回分のチャリティー、

9万200円が今回届きました。

グランドオークゴルフクラブさま、そしてサンクスコンペに参加した皆さま、

有難うございました。

 

 

財団では、児童養護施設、障がい者施設の皆様への、東京ドームでのプロ野球観戦の招待事業を

実施しております。

東京都社会福祉協議会・東京善意銀行、

千葉県社会福祉協議会、

神奈川県社会福祉協議会、

埼玉県社会福祉協議会、

茨城県社会福祉協議会の協力をいただいています。

 

各都県の社会福祉協議会の告知等をご覧下さい。

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 昨シーズン届いたお礼状から

 

 

 

 

  江戸の伝統をたっぷりたのしめる国立劇場・小劇場での端唄の会、

 

 「報知端唄鑑賞会」の招待券を、高齢者施設や障がい者施設の関係者に

 

 プレゼントしております。

 

 4月8日(火)  午前の部 11時30分開演  11時開場

           午後の部 14時30分開演

  出演流派  青葉 浅井 江戸小歌 笹原 三味線豊臣 新水

          富樫 永野 端唄根岸 花季 藤本 本條 雅 の十三流派

 

   招待券では、どちらの部も、また両方の部もご覧になることができます。

   国立劇場は、地下鉄半蔵門線半蔵門駅下車、徒歩5分です。

 

  希望の方は、希望枚数を書いて、

   〒108-8485  港区港南4-6-49  

               公益財団法人報知社会福祉事業団 まで

 

   FAXやメールでも受けつけています。

   FAX  03-5479-1969

   メール  fukushi@hochi.co.jp

  

   締め切りは 三月末日

 

              募集は終了しました。

 

     東京都、埼玉県など首都圏の施設の方々を招待しました。

 

   

    

 

 

 

   財団では、東日本大震災復興支援団体で助成を希望する団体を公募しましたが、

  3月11日、以下の10団体に10万円の助成をすることが決定しました。

 

         財団の助成が決まった東日本大震災復興支援の団体

 

助成団体

活動名

 活動内容

 

①NPO法人

岩手未来機構

 理事長木村要一

盛岡市

講師派遣活動

4月から3月

岩手沿岸北部

老人サークル、子育てサークル、学童保育センター等に心理カウンセラー、アロマ、セルフマッサージ、ハーブ等の講師をサークル単位で派遣することにより、より身近で講義に参加することが出来、移動手段のない老人、子育てで外出できないお母さん方の集まれる場所作りと考えている

 

②一般社団法人

ブッシュ・クローバ・コミュニティ

新沼慎二代表

仙台市青葉区

金華山の植樹活動

3月から4月

 

石巻・金華山

金華山は、3・11で多大な被害が発生したにも関わらず、島全体が神社という特殊性から、行政の援助がほとんどなく、土砂崩れや津波で島内の桜や檜が倒木したままになっている。これを少しでも元に戻すため植樹活動を行う

 

③NPO法人

いわてGINGA-NET

 八重樫綾子代表

 盛岡市

岩手県沿岸被災地域子どもの遊び場創造プロジェクト

 

8-9月、2回

釜石市ほか

11年夏から学生ボランティアによる岩手県被災地での復興支援を継続。これまで全国からのべ1万2千人が参加している。仮設住宅を中心としたコミュニティ支援ほか、地域住民と協働型で活動している。14年度は、当法人が所有するエアー遊具ふわふわを活用した子どもの遊び場作りを実施する。運動不足など多様な課題を抱える子どもたちのため、①ストレス発散の場所の確保②運動不足解消に寄与したい

 

④アトリエ遊

 

永田日刀美代表

 岩手県遠野市

大槌の若者の夢を応援するビューティ&キャリアアップセミナー

 8月か1,3月

大槌町に居住する学生、若者(10-30代)、学業のため他へ移住の若者に、就労、就職、受験の面接に役立つトータルビューティーコーディネートを施術、指導する。ヘッドスパでも姿勢矯正、健康維持、身体メンテナンス等。笑顔を引き出し、困難に負けない心と体の作り方等、話しながら働くということ、夢を持つ大切さを伝える

 

⑤山田町サーモンプロジェクト

 武藤恵美子代表

 岩手県山田町

まぎと学習室

 継続中

毎週土

山田町まぎど仮設住宅集会所

12年11月より山田町の仮設住宅の子どもたちに、勉強する環境と機会を作る学習支援活動をスタートした。当初3人が今は11人に。目的は子どもたちの居場所作り、そして自分の夢と志を高く持ち、グローバルに生きる術を学ぶ機会を与えること。毎土曜午後3時半から1時間。講師3人は山田町出身。2人は東京から月1参加している

 

⑥NPO法人

省エネルギー総合研究所

中村保義代表

台東区浅草橋

復活の薪・薪割り活動

5月中旬

大槌町吉里吉里地区

津波災害以来、吉里吉里の支援活動を行ってきた中、地元の瓦礫廃材を利用して「復活の薪プロジェクト」を進める活動に参加。薪割りボランティアを首都圏の人に呼びかけ派遣してきた。3年目になりボランティアも少なくなったので、「薪割り体験ツアー」を開催する

 

⑦支援の環ネットワーク

 高松洋子代表

 盛岡市

支援の環ネットワーク

 4月~3月

 岩手県沿岸地

支援団体と支援が必要な方のマッチングをしている。勉強したい子どもたちと学習支援団体のマッチング。ボランティア希望の方の案内。支援団体へ支援内容の提案。被災者が生産した小物類を各地の商店に。被災者、ボランティアが生産した薪をストーブメーカーへ。

 

⑧おが自然学校

 

住吉由江代表

 秋田県男鹿市

おが自然学校

4月11~13日

気仙沼本吉町

福島県鮫川町

被災地の子どもやお年寄りの楽しみづくり・交流の場づくりとしてわくわく手づくりワークショップや交流会を開催

 

⑨彩り会

 宮嶋直子代表

 杉並区荻窪

サンキャッチャー、ラップブレスレットで彩りを楽しむ

5月中旬大槌町仮設住宅

ビーズを使ったサンキャッチャー、ラップブレスレット作りで、避難所生活をしているお年寄り、女性たちに生活の彩り教室を開催。作品はネットや地域の販売所で展示販売をする。社会福祉事業団と連携して開催

 

 

⑩一般社団法人

コミュニティスペースうみねこ

 八木純子代表

宮城県女川町

布草履普及事業

 4月~9月

 石巻市、女川町

12年から被災者の生きがい作り、コミュニティ作りの一環として布草履の製造、販売を行っている。小さな仮設の集会所で6人から始まり、40人に広がった。震災から3年が経過し、イベントやセミナーに積極的に参加し、自分たちの活動を伝え、商品価値を高めてゆく活動を行う

 

 今後、各団体の活動を本ホームページを通して伝えてまいりたいと考えております。