東日本大震災や原発事故で被災、避難している子供たちを支援するイベントの一環として、7月のハワイ教育旅行に続き、9月15日(金)「スポーツ報知特選試写会」に仙台の高校生や関係者を招待しました。

これはオーバーザレインボウ基金がプロジェクト企画し、報知社会福祉事業団が助成支援をしているものです。

今回の試写会は、仙台市・東京エレクトロンホール宮城で上映された、乃木坂46の西野七瀬が主演する映画「あさひなぐ」で、

主人公の東島旭が高校に進学、なぎなた部に入部し仲間と切磋琢磨しながら、夏合宿を経験して成長を遂げる女子高生の青春を描いています。

来場されたのは照井菜未さん、景山涼香さん2名(ともに仙台市内高校2年生)と、オーバーザレインボウ基金事務局長・鈴木希和子さん、尚絧学院陸上部コーチの庄司孝枝さんで、映画をみて、なぎなた部の部員たちに思わず共感するところが多くあり、私たちを応援してくださる人たちへの、改めて日頃の感謝が伝えられるように頑張ろうと思いましたと話していました。

                 Dsc_0005_5  (写真左から庄司孝枝さん、照井菜未さん、 景山涼香さん、鈴木希和子さん)

                                   (平成29年10月3日)

熊本復興を目的としたチャリティー特別公演「Kiyoshi in 明治座」(主催・ドリームプロ、協力・報知新聞社)が8月20日、東京都中央区浜町の明治座で開催されました。

今年で歌手生活10周年を迎えたKiyoshiさんは、30年前よりチャリティー活動を行っており、今年も本人の誕生日(7月8日)に車椅子7台を施設に贈呈。また今回初めてのチャリティー特別公演は、入場券の一部を寄付金とし第2部の冒頭、Kiyoshiさんから寄付目録が公益財団法人報知社会福祉事業団に贈られました。

寄付金は、すべて熊本復興のために使用されることがアナウンスされ、会場から大きな拍手が沸き上がりました。

今回は、約40人の歌手が熊本復興に役立てればと出場。午後3時30分の開演より観客席は超満員。指定席の切符は完売しました。主宰者であるKiyoshiさんは第2部に登場。ヒット曲を次々と披露し、続いてはゲストの冠二郎さん。掛け声を観客席とやり取りしながら、大いに舞台を盛り上げました。

最後は、特別ゲストの水前寺清子さんがミリオンセラーの「大勝負」で観客の心をつかみ、デビュー曲の「涙を抱いた渡り鳥」、そして、ミリオンセラーの「三百六十五歩のマーチ」を熱唱し、会場から愛称の「チータ!」の掛け声が寄せられました。

水前寺清子さんは客席に向かって深々とお辞儀をして「ありがとうございます。私の故郷は熊本です。熊本の被害はテレビで見るより、はるかにひどい状態です。その中で頑張っている熊本の人たち。それを応援するため、ここに集まっていただき、さらに、寄付金まで用意しいただき…。心からお礼申し上げます」と挨拶しました。

                                          (平成29年8月22日)

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 東日本大震災及び原発事故で被災、避難している子供たちを支援するため、今回は宮城県の高校生10名を対象に合宿・交流型ハワイ教育旅行が、米国NPO法人ハワイシニアライフ協会(HISLEA)の主催でパートナーのオーバーザレインボー財団が運営し、7月22日(土)から30日(日)まで米国ハワイ島、オアフ島で行われました。

これはハワイ-東北レインボープロジェクトの第2回目の企画で、協会が主体となって日本とハワイで集めた寄付金等によるファンドが負担し、報知社会福祉事業団も助成支援をしているものです。

今回参加した10名の高校生たちは全員が初めての海外旅行とのこと。7月22日から4泊ハワイ島では大自然・農業体験。26日はオアフ島に移動して3泊、ハワイ文化体験、環境保護活動の体験をしました。

7月27日は、名門イルカ大学の招待で地元の高校生たちと一緒にイルカウォッチングを体験、事業団が提供した報知オリジナルTシャツを着てポーズ(写真)!

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7月29日はツアーの実質的な最終日で、ワイキキ、アラモアナでショッピングして、食事をしました。夕方に日本国総領事公邸でフェアウエルパーティー。フィナーレには全員手をつないで輪になって「ハワイアロハ」を合唱して感動の深い一日となりました。7月31日に全員が事故もなく元気に帰国しました。

(平成29年8月8日)

野球とゴルフの楽しさ!原さんが!倉本さんが!伝授

「ファンケル&PGAチャリティーin宮城」が7月2日、宮城県亘理町の吉田体育館で59589c20tg2行われ、県内に住む56組148人のファミリーが参加しました。

東日本大震災の復興支援活動の一環でのあるこのイベントは、キャッチボールやゴルフの基本となるスナッグゴルフを体験することで、野球やゴルフに興味を持ってもらうのが狙いです。

ファンケルパートナーで前巨人軍監督の原辰徳さん、宮本和知さん(元巨人)、鉄平さん(元楽天)、久保文雄さん(元横浜大洋)のプロ野球OBがキャッチボール、ティー打撃、ゴロ捕を指導。日本プロゴルフ協会(PGA)会長でプロゴルファーの倉本昌弘さん、松岡純弘さん、天野利之さん、宍戸猛年さんといったPGAプロがスナッグゴルフを教えました。

参加したファミリーはプロ野球OBやプロゴルファーと触れ合いながら、それぞれの競技59589be9tg2

を楽しみました。

倉本さんは「楽しんでいただければうれしいです」と満足げ。原さんも「楽しむことが大事。ゴルフや野球を始めるきっかけになってくれれば」と話しました。

(平成29年7月19日)

兵庫県西宮市の馬場秀則さんから平成29年7月10日、東日本大震災遺児の学費を寄付金で支援する「みちのく未来基金」に28,000円の寄付金寄託を受け、7月19日お届けいたしました。

また、熊本復興支援の10,000円は、ほかと合わせて日本赤十字社に寄託いたします。

(平成29年7月19日)

報知社会福祉事業団が主催する熊本県の震災復興支援活動(協力・日本プロゴルフ協会、日本Gボール協会)が3月16、17日の2日間、益城町の仮設住宅など県内5か所で行われました。

ウグイスの鳴き声など声帯模写で知られる江戸家小猫さんが参加して、赤ん坊からお年寄りまで幅広い世代に笑顔を届けました。目の前にウグイスがいるのかと思うほどリアルな鳴きまねを披露した小猫さん。生後半年ほどの赤ん坊もウグイスをはじめ、犬、猫、ゾウ、カバ、ヤギ、羊など100種類以上のレパートリーを持つ熟練の技に鋭く反応し、聴きほれていました。

 Img_1248_4熊本市内にある「ゆのはら産婦人科」には、生後1年未満の赤ん坊を抱える15人のママさんが参加。妊娠中に経験した最大震度7の大地震から約1年、苦難を乗り越えて子育てに奮闘するママたちは小猫さんの名人芸に「本当に素晴らしくて楽しかった」「いい気分転換になりました」と感動した様子。「これからも子育てを頑張れそうです」と声を弾ませていました。

 熊本県内で子育て支援活動を行う「RAFiT」の坂口京子さんは、バレーボール大のゴムボールを使ってストレッチやトレーニングができる「Gボール運動」を指導。同医院の柚原健男医師は「出産後も育児に悩む母親が多いので、Gボール運動はもちろん、小猫さんが芸を披露して笑わせてくれるのもストレス解消になる。非常にありがたいことです」と感謝。小猫さんも「僕の方が皆さんに元気をもらいました」と感心していましPhotoた。

 

NPO法人子育て応援おおきな木が運営する「つどいの広場とんとん」にも訪問しました。

小猫さんの祖父で2001年に亡くなった3代目・江戸家猫八さん(享年80)からのファンという年配女性のグループから大歓迎を受けました。

現在でも多くの人が仮設住宅など不自由な生活をしていますが、この日は誰もが明るい表情を見せていました。

 4月で震災から1年の節目を迎えますが、復興は道半ばです。大きな拍手で迎えられ、名人芸を披露した小猫さんは「機会があれば、また来たい」と再訪を約束しました。

報知社会福祉事業団、日本プロゴルフ協会、日本Gボール協会の3団体合同でのチャリティ企画は、昨年の福島・いわき市、川内村、今年2月の熊本に続き4回目となります。運営には、PGAシニアツアートーナメント賞金からの寄付金が役立てられています。

                                                                                 (平成29年3月31日)

 

 

報知社会福祉事業団が主催する熊本地震被災地支援のスポーツ教室が2月23、24日の2日間、同県の益城町、南阿蘇村など4ヶ所で開催されました。子供から老人まで誰もができる、トレーニング用のビニール製ボール「Gボール」を使っての運動は各会場で大好評でした。

 昨年4月の熊本地震発生から10ヶ月。熊本市内の復旧は進んでいますが、益城町など大きな被害を受けた地域の人々は依然として仮設住宅での生活をする人も大勢います。

 事業団では被災地支援の一環として、公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)とNPO法人日本Gボール協会の協力で、体操教室を実施しました。

 日本Gボール協会インストラクターの沖田祐蔵さん(39)は各会場で、ストレッチや筋肉トレーニングに役立つ「Gボール運動」を指導してくれました。 

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最初の会場は、避難所となっていた益城町総合体育館敷地内ある子育て支援施設「つどいの広場とんとん」。0~3歳の子供を持つ母親を中心とした10名が教室に参加しました。 「子育てに忙しく、なかなかご自分のケアまで手がまわらない方は、Gボール運動で心と体をリセットして下さい」という沖田さん。ボランティアに子供を預けた母親たちは、久しぶりに自分の体とじっくり向き合う運動で、被災地での育児で疲れた体をほぐしました。

 施設を運営するNPO法人子育て応援「おおきな木」の木村由美子理事長(60)は「皆さん楽しそう。自分のための時間ができてリフレッシュしてもらえたと思う」と、その様子を笑顔で見守っていました。

 2歳半の女の子を持つ江藤あやみさん(35)は「痛かった肩や首がほぐれたようでとても気持ちいい。場所も時間もとらないので、ウチでもぜひやりたい」とその効果を実感したようでした。

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 続いて町内にある安永仮設団地内の集会場では、高齢者がGボール運動を初体験。椅子に座ったままの体に負担の少ない運動やボールを使ってのマッサージに、昨年8月から仮設団地で暮らす上嶋みつ子さん(61)は「とっても気持ちいい。体がポカポカしてきた」とうれしそうに話しました。

 

 翌日、南阿蘇村のちょうよう保育園では、体力や体格の差がある園児が一緒に楽しみながら体を動かせるように、ゲーム性の高い運動を中心に行いました。 

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Gボールにお尻を乗せて弾んだり、バランスをとったりと大はしゃぎの園児たちの様子に宇都宮美津子園長(60)は、「子供は人とふれ合いながら体を動かすことで心も発達します。地震の後、子供もそれなりにストレスを感じる部分もあるのですが、運動はこの発散にとてもいい。みんないい笑顔になっています」と感謝を述べました。また、長陽村保険センターでは、3~5歳までの幼児とその母親14組を対象にした体操教室も実施。各会場を激励にまわったプロゴルファー・吉村金八さん(64)さんは、「ほんのちょっとした時間でできる運動でもかなりのリラクゼーション効果が望めます。こういう機会を作っていくことはとても大切ですね」と、運動による被災地支援の重要性を強調。なお、各会場で使用したGボールは参加者にプレゼントされました。

 報知社会福祉事業団、日本プロゴルフ協会、日本Gボール協会の3団体合同でのチャリティ企画は、昨年の福島・いわき市、川内村に続き3回目となります。運営には、PGAシニアツアートーナメント賞金からの寄付金が役立てられています。

(平成29年3月8日)

 

 「みんなで遊ぼうin福島2016」が9月20日(火)、21日(水)の2日間、福島県内の保育園などで行われました。

本イベントは、東北復興支援のため、(公社)日本プロゴルフ協会から寄託されたチャリティ金を活用し開催しました。

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2014年から始まり、毎年「楽しい時間を過ごしてもらおう!」と主に東北の保育園や幼稚園を巡回しております。

 今回は、筑波大学の長谷川聖修教授に「Gボール」という柔らかいボールを使い、簡単な運動を指導してもらいました。

 長谷川教授の楽しい指導でキャッチボールやバランス運動など様々な運動を行い、会場は子供達の元気な声と笑い声であふれていました。

 

【今回の開催地・日時】

9月20日(火)いわき平第2幼稚園(いわき市)参加100人 

          みそら保育園(いわき市勿来町)   30人

9月21日(水)川内村小学生(川内村)        30人

 皆さまから寄せられた熊本地震の救援募金を31日、東京・港区の日本赤十字社に寄託しました。早川正理事長=写真右=が同社を訪れ、義援金3708万3777円を大塚義治副社長=同左=に手渡しました。

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 日本ゴルフツアー機構からの3402万8559円と、報知新聞読者からの義援金やイベントで集まった募金、寄付など305万5218円を合わせた金額です。日本赤十字社から、全額が被災地・者に贈られます。

 発震からいち早く医療活動などの救援に動いた日本赤十字社。大塚副社長は「被災者の心のケアなど十分に気をつけなくてはなりせん。今後、熱中症などの問題も出てきます。しっかり対策をとって、取り組んでいきます」と継続的な活動を約束。早川理事長も「プロゴルファーを始め義援金を寄せられた人々の思いが、被災者の励ましになれば」と復興への強い願いを語りました。

 

 なお、義援金の募集は継続しています。

 一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長から、熊本地震の義援金として3402万8559円の寄託を受けました。

東建ホームメートカップ

パナソニックオープン

中日クラウンズ

以上の3ツアーでの獲得賞金の一部      2543万6671円

同大会で実施したチャリティサイン会の募金  204万5036円

ザ・レジェンドの獲得賞金の一部           400万9500円

プロキャディ有志からの募金                   45万円

JGTO                                    200万円

同事務局での募金                       8万7352円

という超ビッグな義援金になりました。

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 松井功副会長=写真右=と報知新聞社を訪れた青木会長=同左=は、3月に就任したばかりの多忙な身にもかかわらず、これまでの社会貢献活動をさらに推し進めていく覚悟で「被災地の方々の心に寄り添う」と今回の義援金にも偉大な力を発揮しました。

 寄託を受けた早川正理事長(報知新聞社代表取締役社長)=同中央=も「多額の義援金をありがとうございます。被災地ではいまだ1万2000人の方が避難生活を余儀なくされています。地元の皆さまの励ましになります」と善意のバトンを被災地に届けることを約束しました。

 財団には全国から多くの方々のご厚志が集まっています。日本赤十字社を通じて全額を被災地に送ります。