倉本会長も参加し福島の子供たちとゴルフイベント

 当財団が主催する東日本大震災復興支援スポーツイベント「エンジョイゴルフ イン 福島!」が11月2日、3日の両日、福島県二本松市の安達太良(あだたら)カントリークラブで開催されました。

 福島県内の小学生を無料でコースに招待し、プロゴルファーがゴルフの楽しみ方を優しく手ほどきするイベントです。地元の二本松市を中心に、小学生、保護者の皆さんがのべ100人以上参加しました。

 第1日目は、スナッグゴルフの体験。プラステックのクラブと、テニスボールに似たボールを使用して行うゴルフで、小学生は、(公社)日本プロゴルフ協会のプロゴルファーの皆さんから指導を受け、広い芝の上で汗を流しました。保護者の皆さんもスナッグゴルフに初挑戦。見学に来た年少の子供たちも芝生の上で、転がって遊んだり、楽しんでいました。

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2日目は、保護者と一緒に体操や運動をした後、ゴルフに挑戦しました。スナッグゴルフと違い、初めて触るクラブに戸惑い、スイングのマスターに苦労をしている様子でしたが、指導後、コースに出ると、いきなりナイスショットを放つ初体験の少年もいて、大きな拍手を浴びていました。二本松市の大平小6年、渡辺祐磨君(12)は「最初は空振りもしたけど、最後には遠くまで飛ばせた。きれいなコースに入れてうれしかった」と満面の笑み。

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 さらに、前日に日本シニアオープンで優勝したばかりの、日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長が駆けつけました。前夜は開催地の兵庫から広島市内に帰宅。この日、1000キロ以上離れた二本松に昼過ぎに到着しました。ティーグラウンドで、子どもたちの前で王者のスイングを披露すると、驚きの声が上がりました。「(復興支援に)選手の代表として来ました。皆さんの笑顔が見られてうれしい。また来年もお会いしたい」とあいさつし、一緒に記念撮影をしました。

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 財団は、「東北の支援に役立ててほしい」という、プロゴルファーの皆さんからの本年度の寄付によって、この事業を実施しました。協力いただいた皆さん、各団体に、御礼申し上げます。


主催 (公財)報知社会福祉事業団
    報知新聞社
共催 (公社)日本プロゴルフ協会
後援 福島県二本松市
   二本松市教育委員会