歌手で作曲家の平尾昌晃さんが、港特別支援学校の生徒さんと歌って、踊りました。
平尾さんが理事長を務める認定NPO法人「ラブ&ハーモニー基金」が
4月30日午後、東京・港南にある「都立港特別支援学校」で福祉ライブを行いました。
当財団も、後援という形で協力しました。
全国各地で福祉ライブを行っている平尾さんですが、今回は開演3時間前に
学校に到着、共演する浅草花やしき歌劇団の「葵と楓」や、小児がんと闘う高校生歌手の
木村唯さんらと、会場の体育館で入念にリハーサル。
午後2時からのステージに臨みました。
知的障害の高校生150人、教職員、保護者の皆さんを前にして、
「みなさーん、元気ですかあ」といつもながらの笑顔で平尾さんが語りかけて
ライブが始まりました。
生徒たちからは、歌にあわせて手拍子が起き、平尾さんは客席に下りて
「霧の摩周湖」などのヒットメドレーを歌いながら、一人ひとりと握手をしてまわりました。
葵と楓、木村唯さんらが「歩いていこう」を熱唱し、盛り上がった後、
平尾さんが、「みんなステージに上がっておいで」と誘うと、
生徒たちは進んで駆けつけ、30-40人でステージがあふれてしまいました。
1曲、2曲と、平尾さんのロカビリーにあわせて、体を動かす生徒たち。
司会の田川裕之さん、山崎好恵さん、ダンスグループHAND SIGNのメンバーも
加わり、会場が、ひとつになって幕を閉じました。
興奮さめやらぬなか、先生たちは、生徒たちの積極的行動と笑顔に驚いた様子。
平尾さんは、「みんな、歌が好きなんですよ。歌いたいんですよ」。
「~ともに歌い、ともに笑い、ともに元気に~」というタイトル通りのライブになりましたが、
「また、来たいですね」 と、早くも生徒たちとの再会を楽しみにしていました。
なお、舞台では、平尾さんから村山孝校長へ、当財団や日本レコード協会、花やしき
からの寄贈品を手渡しました。女子生徒から、お礼の言葉と、高校生による手づくりの
作品が平尾さんに贈られました。