高齢者施設、精神障がい者共同作業所の方に、日本舞踊の世界を楽しんでいただきました。
9月18日に、東京・隼町の国立劇場で開かれた「第61回舞踊華扇会」に、
当財団では施設の関係者300人を招待しました。
日本舞踊のこの会は、61年の歴史を持ち、舞踊家、囃子方と人間国宝が多数出演する
伝統ある舞踊の会です。
昼の部に、施設の方々が多く来場したせいか、3階席まで埋め尽くす盛況となりました。
「こんなに、沢山の方々が見てくれるなかで、踊れてとてもうれしい」と出演者の皆さんも
楽屋裏で口々に話していました。
花柳衛彦(もりひこ)さんの「瓢箪」、中村虎治さんの「傾城道成寺」で、
昼の部を締めましたが、客席も熱気であふれました。
夜の部は、人間国宝の西川扇蔵さんが、西川としみさんと「時雨西行」で
至芸を披露しました。
施設の方々には、初めて国立劇場を訪れる方も多かったようですが、
きらびやかで、日本情緒たっぷりの伝統芸を十分楽しまれた様子でした。
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