ファンケル キッズベースボール 広島「若草園」激励訪問!

 「ファンケル キッズベースボール」(主催・報知新聞社、公益財団法人報知社会福祉事業団、特別協賛・株式会社ファンケル)で講師を務める西山秀二さん(元広島)、笘篠賢治さん(元ヤクルト)、久保文雄さん(元横浜大洋)が5月26日、広島・東広島市の医療型障害児入所施設「若草園」を訪問した。講師と約50人の生徒はティーボールなどで交流し、楽しい一時を過ごしました。

ユニホーム姿の講師3人が若草園の会場に登場すると、生徒の大きな拍手で歓迎されました。入り口には手作りのウェルカムボードが掲げられるなど、誰もがこの日を楽しみにしていました。志村司園長が「こういう機会はなかなかないので、心待ちにしていました」と笑顔を見せました。若草園には「ヤングスターズ」という名のティーボールのチームがあり、生徒15人がプレ―し、週1回、練習に励んでいます。チームは毎年開催されている「星野仙一杯西日本肢体不自由児ティーボール交歓大会」で3連覇中の強豪。この日はV3を記念して作成したおそろいの赤いTシャツで決めてきました。

ティーボールはティーに載せたボールを打ち、内野6人、外野4人が守Dsc_7332_2る競技。車椅子の生徒がプラスチック製のバットで打撃を披露したあとで、講師が車椅子に乗って打撃に挑戦しました。

まずは西山さんが挑んだが、なかなかジャストミートできない。「難しいですね。なかなか芯に当たりませんね」と苦笑。続いて笘篠さんがチャレンジ。「ボールを見ようとするのは野球と一緒ですね」と懸命にバットを振りました。なかなかうまくボールを打てない西山さんと笘篠さんを、生徒が指導する場面もありました。二人の前で鋭い打球を飛ばした高橋隼人さん(17)は「プロ野球OBに教えた経験がなかったので緊張しました」と笑顔を見せていました。

ティー打撃のあとの野球教室で笘篠さん、久保さんがボールの握り方、捕り方を生徒に指導しました。「ボールを捕るときは最後までボールを見て、生卵を捕るように優しくボールを捕るんだ」とアドバイスすると、生徒はその言葉通りに取り組みました。

ヤングスターズの指導に携わる岡本啓二郎さんは笑顔の生徒を見つめながら「ユニホームの力は大きいですね」と感激。志村園長も「こういう体験はなかなかできないので、子どもたちの刺激になったと思います」と喜んでいました。

「ファンケル キッズベースボール」では社会貢献活動の一環として、全国での野球教室の開催や用具回収、寄贈だけではなく、プロ野球OBの講師陣による病院など激励訪問を行い、病気やケガと戦う子供たちが笑顔になるよう、少しでも希望と勇気を与えてきました。こらからも、子どもたちの笑顔が増えるよう活動して行きます。(平成29年6月15日)